工夫した献立による栄養管理だけでなく、「食べることを楽しむ」「いろいろな食材に触れる」ことも大切にしています。
0歳児は、生後5ヶ月頃より離乳食を開始し、初期・中期・後期と進めていきます。 順調に進めることができれば、1歳のお誕生日頃を目安に離乳食を完了し幼児食へと移行します。
1歳児クラスは、完全幼児食となるので、咀嚼の様子を見守りつつ、「自分で食べることの楽しさを味わうこと」を優先に「手づかみからスプーンやフォークを使って食べる」など、食事のマナーに繋がる日々の小さな積み重ねを大切にしています。
2歳児は、「こぼさずに食べることができる」など「食に関する自立」への段階です。 反面、偏食傾向も見られるようになりますが、偏食に関しては、一口・ちょっとずつ等「自ら食べてみようとする気持ち」「食に対する意欲」を育てることができるよう見守っています。
3・4・5歳以上児は、「食べることを楽しむ」事が基本ですが、合わせて「食に関する様々な事柄について関心を持つ」ことも保育活動として取り組んでいます。主な内容は、野菜などの栽培・収穫・クッキングです。
『食べることが楽しい』『食べる時間が嬉しい』『お友だちと一緒に食べると おいしいね!』・・・
保育園ならではの『食』の経験を大切にしたいと思います。
3・4・5歳以上児は、セミバイキング式で、自分で量を選択しながら「一人ひとりに合わせた適切な量を食べること」「自分の食べたい量・食べきれる量がわかること」を目標としています。
専門業者の方に指導していただきながら 5歳児クラスの園児が、みそづくりを体験します。 茹でた大豆の感触を楽しみ、こねていくときの変化や加える材料への関心、そして完成までの約6か月間(見ることができない)味噌ができる過程への関心を、大豆の入った容器の外から想像しつつ・・・
掘りたてのタケノコを頂きました
普段は口に入れられる状態で目にすることが多いので、食材の素の状態に触れる機会を大切にしています。
(五感=視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚)
五感を使ってモノに触れることも大切な経験の1つです。
「固い?柔らかい?」 「いい匂い?それとも臭い?」
夏野菜(トマト・きゅうり・ピーマンなど)・さつまいも・じゃがいも・豆類 大根などの冬野菜を、中庭隣の畑で栽培しています。草むしりがいつの間にか虫探しになってしまったりすることもありますが、収穫を楽しみにお世話をしています。
サツマイモの苗植え(芋さし) 土の中に苗を差して(植えて)優しく土をかけトントン 「おいしいお芋、たくさんな~れ!」
収穫 土の上に伸びた枝やツルに実をつける作物は「大きくなったね色づいたね」と、土の中に実をつける作物は「どうなってるのかな?」と、それぞれの楽しみ方ができます。
お手伝い トウモロコシの皮むき 枝豆を鞘から取る 大根のお漬物(たくあん)づくり 梅干しづくり 焼き芋の準備
梅干し 梅ジュースづくり 梅のヘタを取ったり、 紫蘇洗いを手伝います。
焼き芋の準備
サツマイモを洗う→ 濡らした新聞紙で包む→ アルミホイルで包む→ 石を運んで石焼き場を作る